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スマートフォンやスマートウォッチなど、ワイヤレス充電が可能なデバイスが増えてきました。その際に使用するのが「QI規格」です。この実用的なヒントでは、その技術の背景にあるものをお伝えしています。
ワイヤレス充電のしくみ。
ワイヤレス充電の技術を簡単に説明します。
- 残念ながら、ケーブルなしで完全に動作するわけではありません。充電ステーションをケーブルを使ってソケットに接続する必要があるためです。ただし、スマートフォンへの転送はケーブルなしで動作します。
- 充電はサポート面に置くだけでOK。
- 充電に必要な電流は、充電ステーション内のコイルが作る小さな磁界によって発生します。コイルには交流が流れます。デバイスにはコイルも含まれているため、コイルが磁場に接触するとエネルギーが伝達されます。
- 充電ステーションからスマートフォンに信号を送り、電力がまだ必要な状態かどうかを確認します。
- は、エネルギー移動が最小になるように設計されています。。
インダクティブチャージのメリット
ケーブルレス充電は、従来のケーブルレス充電に比べ、いくつかのメリットがあります。
- これなら、スマートフォンやデバイスを上に乗せるだけで、ケーブルの結び目やごちゃごちゃがなくなりますね。そうすれば、ケーブルやスマートフォンがすぐに壊れることもありません。
- もう一つのメリットは、QI基準が統一されていることです。ワイヤレス充電に対応し、国内で発売されているすべての機器に対応しています。これにより、異なるメーカーの機器を充電する際も問題なく使用できます。
- 充電器によっては、複数のデバイスを同時に充電することもできます。
- 機器の充電速度は、お使いの機器や充電スタンドによって異なります。QI規格では、デフォルトで5Wをサポートしています。しかし、最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応したスマートフォンなどが登場しています。
- これにより、充電がより速くなりました。ただし、充電器も電源に対応している必要があります。
ワイヤレス充電のデメリット
多くのメリットがある反面、注意すべきデメリットもあります。これらは、充電スタンドの購入の判断に影響を与える可能性があります。
- 旧型のスマートフォンは、まず粘着パッドやケースなどの専用アクセサリーを後付けする必要があります。そうでない場合は、この技術を使用できません。
- 多くの充電器は非常に繊細なため、スマートフォンのカバーを外す必要があります。
- デバイスは充電器の上に正確に置く必要があり、動かさないようにする必要があります。それでもスマートフォンを限定的に使いたい場合は、縦置きで充電する充電器を購入するとよいでしょう。
- 近年、ワイヤレス充電の性能が向上しているとはいえ、充電ケーブルに比べればまだまだ遅い。