383
バイラルとは、画像や動画が短時間でソーシャルメディアに広まること
ゴーイング・バイラル – ウィルスのように広がる
1990年代半ば、ワールド・ワイド・ウェブとソーシャルメディアによって「バイラル化」という言葉が登場した。バイラルという言葉は、医学用語のウイルスにさかのぼり、急速に広がるものを意味する。人から人へと広がるウイルス性の病気に似ている。
- しかし、このフレーズの意味は、写真、記事、ビデオクリップがソーシャルメディア上の連絡先によって特に素早く共有されることである。クリックされ、数千人に共有される。
- インターネットが普及し始めたころは、そのほとんどが電子メールで行われていた。現在では、Facebook、Twitter、YouTube、TikTok、あるいはWhatsAppやInstagramなどのソーシャルネットワークを介して共有されている。
- バイラルビデオクリップは、ビデオクリエイターやメーカーから大きな影響を受けることなく、インターネット上で野火のように広がる。バイラルビデオの内容は、例えば、非常に娯楽的であったり、壮大であったり、神秘的であったり、人々を笑わせたりするものである。
- 特定の動画、画像、記事が極めて急速に広まるのは、非常に積極的なインフルエンサーのせいでもある。ソーシャルネットワークや自身のブログ、動画プラットフォームで多くのフォロワーを抱えていれば、たった1つの投稿で多くの人にリーチできる。
最もクリックされたバイラル動画
動画がバイラル化するとき、それはクリックされ、「いいね!」を押され、ワールド・ワイド・ウェブ上で何百万回も共有される。これらは、わずかな努力と経済的手段で作成され、偶然インターネット上でヒットした動物や赤ちゃんの動画である。
- 最も人気のあるバイラルクリップには、例えば、面白い猫の動画や、いわゆる失敗作があり、これらは急速に広まり、何百万回ものクリックにつながった。Smile DogやSlendermanのようなクリーピーパスタもバイラルに成功している。
- バイラル現象の非常に顕著な例は「不機嫌な猫」である。今は亡きこの猫に関する写真や動画は、場合によっては1200万回再生されることもある。
- ミュージックビデオは、今でもYouTubeで最もクリックされている動画である。なかでも「ベイビー・シャーク」の再生回数は130億回を超えている。